厚みを増した胸板、見違えるように太くなった上腕と太もも。ヤンキース傘下のマイナーでプレイする20歳の加藤豪将(かとう・ごうすけ)は、このオフの3カ月で体重が78キロから90キロに増えた。 「今まで着ていた服が入らないんですよ。服を買いに行くのが好きじゃないんで困っています。これ以上、体が大きくなってしまうと、二塁手じゃなくて外野手になっちゃうんで、体重を増やすのはこれでストップです」 そう苦笑いを浮かべたが、その表情には計画通りにトレーニングを進められた充実感が漂っていた。 カリフォルニア州サンディエゴ近郊のランチョバーナード。加藤は生まれ育った町でヤンキースから手渡された1日6食の食事メニューを忠実に実践。合わせて行なったウエイトトレーニングの成果もあり、体は別人のようにたくましくなった。 2013年6月に行なわれたMLBドラフトでヤンキースから2巡目(全体66番目)の指名を受けた加藤は、その年、ルーキーリーグで50試合に出場。打率.310、6本塁打、25打点の成績を残し、リーグのベストナインに加え、『ベースボール・アメリカ』誌が選んだ期待の有望株トップ10にも選ばれた。ヤンキースの育成担当は「ゴウスケの適応力なら、1Aに昇格しても内容のある結果を残すだろう」と期待をかけた。 意気揚々と挑んだ昨季。加藤は1Aチャールストン・リバードッグスの正二塁手としてフル出場(121試合)を果たしたが、打率.222、3本塁打、37打点の結果に終わった。それでも後半戦は打率.251と立て直し、出塁率も.382と持ち味を発揮。再び球団からは高い評価を得た。しかし、決して現状に満足していない20歳の若者は、次へのステップを真剣に考えていた。 「1年間フルに野球をしたのは去年がはじめてで、1年を通してプレイする体力がなかったことがわかりました。体をコントロールするためにも、筋肉をつける必要性を感じました」
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