CX-5(シーエックス・ファイヴ)は、マツダが製造・販売しているクロスオーバーSUVカテゴリの自動車で、ボディサイズはCセグメントとなる。 2012年2月16日発売。燃焼効率に優れた「SKYACTIVエンジン」に加えて、上質な乗り心地を実現している軽量かつ高機能の「SKYACTIVシャシー」、操舵安定性や衝突安全性能を飛躍的に向上させた軽量高剛性の「SKYACTIVボディ」も採用しており、マツダの新世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY」を全面採用した初めての車種となった。 日本国内においては、事実上CX-7の後継車となる。なお、3代目プレマシー同様にリアドアには「MAZDA」ではなく、車名のエンブレムが左側に配置されている。また、右側に配置される「SKYACTIV」専用エンブレムもデミオやアクセラのものから一新され「SKYACTIV TECHNOLOGY」となっている[補足 1]。 2011年 3月 - ジュネーブ・モーターショーにて「魂動 ~Soul of Motion~」をテーマとするコンセプトカー「勢 (MINAGI/ミナギ) 」を発表[1]、4月には早くも「勢」をベースとする市販化モデルの名称を「CX-5」に決定[2]、9月のフランクフルト・モーターショーにて市販化モデルを世界初公開[3]。12月の東京モーターショーに出品された。 2012年 2月16日より販売開始。月間の販売台数は1000台を予定。世界での目標年間販売台数は16万台。 4月27日 - 2012年3月期決算において、日本、ロシア、ドイツなどで年間販売計画を大きく上回る受注があることと、日本国内における受注台数の約83%がディーゼル車であることが発表された[4]。 8月 - アメリカのサーキットであるラグナ・セカにおいてCX-5がセーフティカーとして導入されている[5]。 9月 - ガソリン車に「XD L Package」と同等の装備内容とした「20S L Package」を追加。 11月29日 - 「2012-2013日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞[6]。併せて、販売開始から9か月で月間販売計画の3年分を上回る37,000台の受注があったことも発表された。 12月12日 - 一部改良[7]。 新たに、ドライバーの意志で変速タイミングをコントロールできるキックダウンスイッチを全車に標準装備。また、ガソリン車はエンジンの制御改良を行い、燃費を向上。これにより、4WD車が「平成27年度燃費基準+10%」を達成。ディーゼル車の「XD」・「XD L Package」には電動スライドガラスサンルーフをメーカーオプションに追加した。ボディカラーの入れ替えも行われ、「ブラックマイカ」と「ベロシティレッドマイカ」を廃止する代わりに、「ジェットブラックマイカ」、「メテオグレーマイカ」、「ソウルレッドプレミアムメタリック(3代目アテンザ採用色、オプションカラー)」を追加し7色に拡大した。 2013年 1月10日 - 発売開始から2012年12月までの累計販売台数が35,438台となり、2012年のSUV国内販売台数で第1位を獲得したことを発表。このうち、約8割にあたる26,835台がクリーンディーゼル車であった[8]。 8月18日 - 中国でCX-5が発売開始。長安マツダ汽車が生産と販売を行う[9]。ガソリンエンジン2種類(2.0Lと2.5L)というラインナップでディーゼルは設定されない。 9月19日 - 一部改良並びに特別限定車「2013アニバーサリー」を発表[10]。 新たに2.5Lガソリン車「25S(4WD車のみ)」・「25S L Package」を新設する一方、「20S L Package」は廃止、「20S」は2WD車のみの設定となった。リアダンパーのデザインを変更し、ATシフトレバーはシフトレバーとベースデザインを変更し、新たにシフトブーツを装備したことで質感を向上。新設の「25S L Package」には19インチアルミホイールを標準装備(「20S」・「25S」にもオプションで装備可能)し、「20C」を除く全車に装備のアルミホイールをより深みのあるシルバー色に変更した。ボディカラーは「スカイブルーマイカ」を廃止する代わりに「ディープクリスタルブルーマイカ」と「ブルーリフレックスマイカ」の2色を追加し、8色に拡大した。先進の安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」を取り入れ、「スマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS)」を全車に標準装備し、「リア・ビークル・モニタリングシステム(RVM)」の作動する速度を約15km/h以上に変更して幅広い速度域に対応。「25S/XD L Package」には「ハイビーム・コントロール・システム(HBC)」と「車線逸脱警報システム(LDWS)」のオプション設定を追加した。「2013アニバーサリー」は「25S/XD L Package」をベースに、オフホワイトレザーシート&ドアトリム、専用手塗りデコレーションパネル(レッド)、高輝度塗装19インチアルミホイールなど徹底的にこだわった装備を採用するとともに、ベース車ではオプション設定となっているHBCとLDWSを標準装備した。ボディカラーは「ソウルレッドプレミアムメタリック(オプションカラー)」、「ジェットブラックマイカ」、「ブルーリフレックスマイカ」の3色を設定する。999台の限定販売で、1台ごとに異なる数字が記された専用シリアルナンバープレートが装着される。本限定車については発売に先駆け、発表日より予約受注を開始した。 10月17日 - 前述の一部改良並びに「2013アニバーサリー」について、発表時に予定されていた発売日(10月24日)より1週間前倒して同日より販売を開始した。併せて、2.5Lガソリン車の燃費性能が公表され、2WD車は「平成27年度燃費基準」を達成、4WD車は「平成27年度燃費基準+10%」を達成した[11]。 11月10日 - 埼玉県深谷市でマツダオートザム系ディーラーが開催した自動ブレーキ機能の体感試乗会で、試乗車のCX-5がフェンスに衝突し試乗中の客と同乗していたディーラーの店長が重軽傷を負う事故が発生した。この事故を受けてマツダは、自動ブレーキの試乗会の自粛を決定した[12]。 2014年 1月9日 - 2013年の販売台数が38,520台となり、2012年に引き続き2年連続でSUV国内販売台数第1位になったことを発表。このうち、クリーンディーゼル車は全体の約75%となる29,000台以上を販売し、クリーンディーゼル車の市場規模拡大を牽引する結果となった[13]。 7月11日 - 前述の事故で埼玉県警が、客への事前説明が不十分だったとしてディーラーの関係者3人を業務上過失傷害の疑いで、試乗していた客を同乗していた店長に怪我を負わせたとして自動車運転過失傷害の疑いで、さいたま地検に書類送検した[14]。 11月20日 - アテンザと共にマイナーチェンジを発表(2015年1月7日販売開始予定)[15]。同時に、ロサンゼルスオートショーにて米国仕様のマイナーチェンジモデルをMazda 6と共に世界初公開した[16]。 先進安全技術「i-ACTIVSENSE」を強化し、日本の自動車メーカーで初めてとなるLEDアレイ方式グレアフリー(防眩)ハイビームを備えたヘッドランプシステム「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」を新搭載し、「リア・ビークル・モニタリングシステム(RVM)」は検知範囲を拡大し、自車の側方から接近した検知できる「ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)」となり、後退時に接近する車両を検知して警告する「リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)」機能を追加。さらに、マツダ車では初採用となる「レーンキープ・アシスト・システム(LAS)」、「ドライバー・アテンション・アラート(DAA)」や、「スマート・シティ・ブレーキ・サポート[後退時](SCBS R)」、「AT誤発進抑制制御[後退時]」を新たに採用したほか、アテンザでは既に設定されている「スマート・ブレーキ・サポート(SBS)」や「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)」も追加設定された。また、これらの安全装備のうち、ALH、BSM、LASの3点を標準装備した新グレード「20S PROACTIVE」・「25S PROACTIVE」・「XD PROACTIVE」を新設した(なお、ガソリン車のベーシックグレード「20C」は廃止となった)。 前後ダンパーの構造変更やフロントロアアームブッシュ形状を最適化。高速走行時に車内に伝わる騒音を低減し、シートに高振動吸収ウレタンを採用し、リアシートの座面長を拡大。ガソリン車には走行モードを切り替えることで意のままの走りをサポートする「ドライブセレクション」を採用。4WD車はPTO・リアデフオイルに低粘度化学合成オイルを採用し、実用燃費を向上した。 外観デザインも一新され、フロントグリルはグレーメタリック塗装の水平基調のフィンを追加し、LEDヘッドランプとLEDリアコンビネーションランプは内部造形を一新、「25S L Package」・「XD L Package」に装備されている19インチアルミホイールは切削加工とガンメタリック塗装を施した新デザインとなった。ボディカラーは銀系を「アルミニウムメタリック」から新規色の「ソニックシルバーメタリック」に差し替え、「ジールレッドマイカ」を廃止する替わりに、アクセラ採用色の「チタニウムフラッシュマイカ」を追加した。また、電動パーキングブレーキ(EPB)を全車標準装備化したことでセンターコンソールデザインが変わり、金属調加飾を採用。デコレーションパネルはライトヘアラインを採用し、「25S L Package」・「XD L Package」はマットヘアライン&サテンクロームメッキを採用。本革内装には既存のブラックに加えてピュアホワイトを追加し、他の車種ですでに採用済みのカーコネクティブシステム「MAZDA CONNECT」はコマンダーコントロールと合わせて全車に標準装備。シフトノブ前のオープンスペース・コンソールボックス・フロントドアポケットの容量を拡大し、センターコンソールにカップホルダーのアジャスター機能と小物入れを追加した。 なお、「SKYACTIV」専用エンブレムに関しても、ディーゼル車の「XD」系はデミオと同じ赤字の"D"を加えた「SKYACTIV-D」搭載車専用エンブレムとなった。 11月26日 - 広島県警察本部交通部高速道路交通警察隊に、ディーゼル4WD車をベースに架装した警察用パトロールカー2台をモニター車両として提供[17]。
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