健さんを襲った悪性リンパ腫。新渡戸文化短大学長で医学博士の中原英臣氏は「リンパ組織のがんで、首や脇の下、足の付け根にしこりができて気付くことが多い。痛みを伴うことはないが、体重減少や発熱などの症状が出る。多くの種類が存在し、予防や治療法も異なる」と話す。 手術を行うことはまれで、治療法は主に抗がん剤を用いる化学療法と放射線治療があるという。 「悪性リンパ腫は治療により高い確率で治るといわれているので、健さんは不幸なことに抗がん剤が効かないがんだったのではないか。抗がん剤の治療を行っていたとすれば、髪の毛が抜けたり、吐き気がしたり副作用は苦しい。闘病生活はきついものだっただろう」(中原氏) 健さんが亡くなった11月10日はくしくも俳優の森繁久彌さん(享年96、2009年死去)、女優の森光子さん(享年92、12年死去)が亡くなった日でもある(いずれも高倉さんと同じく文化勲章の受章者)。 「大役者3人が死亡した日が同じというのは偶然だろう。悪性リンパ腫が悪化するのは季節とは関係がない。ただ、季節の変わり目で寒くなるので、高齢の方は健康管理に気を付けたほうがいい」と中原氏。 11月10日は、昭和を惜しむ日として人々の心に刻まれそうだ。
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