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「使い捨て」される役割りのクローザーに上原はうってつけ?

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「使い捨て」される役割りのクローザーに上原はうってつけ?

レッドソックスの上原浩治は、8月13日のブルージェイズ戦で今季55試合目の登板を果たし、契約に盛り込まれていたオプション条項により来季425万ドルでの残留が決定しました。ちなみに、17日現在で完了(リリーフ登板し試合終了まで投げること。勝敗やセーブの有無は問わない)は25ですが、これが35に達すると年俸は500万ドルになります。 425万ドルにせよ、500万ドルにせよ、上原の今季の圧倒的な内容からするとリーズナブルと言えるでしょう。もっとも彼の投球が素晴らしいのは、今季に限ったことではありません。投手の実力を測るに極めて重要だと言われるK/BB(奪三振と与四球の比率)は、メジャー在籍5年で8.11(308奪三振、38与四球)。これは通算100イニング以上(上原は17日現在267.1回)では、なんとMLB史上最高なのです。 今季は、本来のクローザーのジョエル・ハンラハンやアンドリュー・ベイリーが相次いで故障で戦列を離れたため、6月下旬に抜擢されました。7月には、球団はノン・ウエイバーのトレード期限である31日に向け、フィリーズのクローザーで元レッドソックスのジョナサン・パペルボンを狙っているとの噂もありました。しかし、オプションも含めると来季以降に3年3900万ドルもの契約が残るパペルボンや他のクローザーの獲得を見送り、上原の起用継続を判断したのは正解でした。 それは、単に上原が素晴らしい救援投手であるということだけではありません。 クローザーと聞くと、われわれはマリアーノ・リベラに代表される絶対的な「守護神」をイメージしがちです。NPBのかつての「大魔神」佐々木主浩や藤川球児(現カブス)も同様です。 しかし、現実には各球団のクローザーの内、2年前の2011年から同一球団でその役割を担っているのは、クリス・ペレス(インディアンス)、クレイグ・キンブレル(ブレーブス)の2人しかいません。前述のリベラも昨季は故障でほとんど欠場しています。これは何もMLBだけの現象ではなく、NPBでも岩瀬仁紀(中日)、武田久(日本ハム)、ファルケンボーグ(ソフトバンク)の3人のみです。 以上のことから、クローザーというのは基本的にはブルペンの中でその年好調な投手が起用される「代魔人」であることが分かります。誤解を恐れずに言うなら、クローザーはある程度実力のある投手ならだれでも務まる役割りで、永年勤続を期待するものでもありません。おそらく、現時点でのクローザーで2年後の2015年もまだ同一球団で同じ役割を維持しているのは、日米とも数人程度でしょう。残念ながらクローザーとは「使い捨て」される役割なのです。 話を上原に戻すと、現時点での彼は確かに素晴らしい救援投手ですが、来季開幕時には39歳で、もともと故障の懸念が付いて廻る選手です。おそらく球団側も上原が来季をクローザーとして全うできない可能性をそれなりに高く見積もっているはずです。 しかし、それで良いのです。年俸は決して高くなく、彼が機能しない場合はそれこそ田澤純一を「代魔人」として使えばよいからです。大事なのは、ビッグ・ネームのクローザーを配置することではなく、ブルペン全体の層を厚さを維持することです。その意味ではレッドソックスの取った策は正しかったと言えるでしょう。 northface the north face グローバーオール avirex schott マッキントッシュ orcival dr martens パラブーツ
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