E250AVが搭載するM274型エンジンは、新開発となる直列4気筒2.0リッター直噴(メルセデス・ベンツではBlueDIRECTと表記)ターボで、211PS/35.7kgm(燃費は15.5km/L)を発生する。A/Bクラスの250モデルに搭載される270M20型エンジンと同じボア×ストローク値(83.0×92.0)だが、M274型は成層燃焼リーンバーンとターボを組み合わせた世界初の燃焼技術を採用している点が大きく違う。 成層燃焼リーンバーンは、E300/E350アバンギャルドに搭載されているV型6気筒3.5リッター直噴エンジン(M276型)にも採用されている燃焼技術で、成層燃焼と均質燃焼、さらにその混合である均質成層燃焼の3モードを走行状態に応じてシームレスに切り替えることを特徴とする。その結果、M276型は3.5リッターながら2.0リッターダウンサイジングターボエンジン並みの17.9km/Lの高速巡航燃費(中央道の河口湖IC(標高854m)→大月JCT(同395m)→諏訪南IC(同965m)までの約116kmを平均速度78km/h(外気温11度~15度)で実走テストした筆者による実測値)と、306PSものハイパワーを両立する。 E250AVのM274型では、こうした特性をも持つ成層燃焼リーンバーンにターボチャージャーによる過給を行っているため、さらなる低燃費性能と全域でハイトルクなエンジン特性を実現しているのだ。では、そもそもなぜ、これまでリーンバーン+ターボが製品化されなかったのかと言うと、ある燃焼モードでは排気ガス中のNOxが急激に増えてしまうというジレンマがあったからだ。M274型では、高度な制御技術によるEGR(排出ガス再循環装置)の最適化によって排気温度を効果的に下げつつ、きめ細やかな燃焼制御や過給圧コントロールを行うことでこれを克服、製品化に至っている。もちろん、国内外の各社もリーンバーン+ターボの開発を手掛けており、うち数社はすでに具現化しているものの、車両に搭載しての発売、つまり市販化としてはメルセデス・ベンツが世界初となった、という経緯がある。
northface the north face グローバーオール avirex schott マッキントッシュ orcival dr martens パラブーツ